HONNDA Z 360 TS

 
Zのパーツリスト3タイプ。 左から「空冷Z」 「水冷初期型 New Z」 「Z ハードトップ」

40年前に発売された「ホンダZ」(空冷) 時間が経つにつれ当時乗っていた人も少なくなり
ネット上では、信じられない話をさも事実の様に得意げに語っている低レベルの「オタク」も
見受けられます、Z好きのじじいとしては、変な神話や伝説を作るはやめてほしいのです。

嘘の神話1 他の軽は相手にならなかった、Zの速さはぶっちぎり!
        少なくともスズキのフロンテクーペには、全く歯が立ちませんでした、スタートであっさり差を
        つけられ、どうやっても逆転は無理でした、ドライバーの力量、車両の個体差、タイヤの違い
        など、全てが同一条件ではありませんが、何度やっても結果は同じでした、ダイハツフェロー
        マックスにも、街角レースでは完敗だった記憶があります。
        ただ、それで、Zの魅力が失われたわけではありません、同排気量の2ストと4ストでは
        当たり前の結果です、その代わり「音が静か」「排気がきれい」などのメリットがありました
        なによりエンジン音が良かったですね。
        レース好きのホンダが作った車だから、速くて当たり前という「能書き好き」な底の浅い人
        の作り話です。


嘘の神話2 燃費抜群、20Km/Lは楽勝
        誤差の大きい満タン法ではありますが、現在乗っている「New Z」は平均14Km/L程度
        です、当時を思い出しても東京から茨城県大洗海岸まで行って、帰りの途中でガソリンを
        入れていました、概略走行距離は230Km弱、給油量は15Lほど、燃費は15Km/L程度
        現在の低燃費車の排気量と燃費から、勝手に想像して話を作らないでほしいですね。


嘘の神話3 エンジンをかけるにはコツがいる、初めての人は殆どエンスト
        そんな車がある訳ないです(笑) あえて言えば、「GS」の1速はドグミッションでしたから
        ギヤが入り易いかどうかの違いは若干ありましたが、大きな問題ではなかったです
        更に、エンジンをかけるには何もコツなど必要ありませんでした、寒冷時にはチョークを引き
        温暖時にはなにもせずに普通にかかりましたし、現在でも同様です。
        Zより時期的には遅くなりますが「A型エンジン」から「L型エンジン」に換装した、サニーが
        結構かかりずらかったですね。


嘘の神話4 1クラス上の車より速かった
        当時「Z」の1クラス上といえば、ファミリーカー「サニー」「カローラ」などで、それらの車種の
        排気量が増えて、1.2L前後になる時期でした、いくら「Z」のアクセルをベタ踏みしても
        A−12に勝てる訳がありません、多分、何世代か前の「パブリカ/700cc」などと比べて
        速かったという事でしょうか
        これは、かなり恣意的な比較であって、アンチTOYOTAのじじいでも賛成しかねます(笑)
        *余談ですが、この情報が掲載されているHPには、「スズキフロンテ」は「シティーターボ」
         より速かったという、殆ど「老人性◎ツハイマー」の如き経験談(?)もありました


嘘の神話5 嘘と決めつける訳ではありませんが、「水中メガネ」とは呼んでいなかった様な...
        「水中メガネ」は現在、ホンダZの代名詞ですが、ふと気になったのは当時そう呼んでいな
        かった記憶がよみがえってきたのです、但しこれは私の周りだけの事で、全国的には
        「水中メガネ」と呼ばれていたのかも? それではなんと呼んでいたのか?当たり前ですが
        「Z」あるいは「ホンダのZ」 (当時既に日産フェアレディーZが発売されていました) それと
        テールゲートを含めた呼称では「金魚鉢」 この「金魚鉢」を私は普通に使っていました
        私は、当時「水中メガネ」と聞いた事がありませんでした、一体いつからこう呼ぶように
        なったのか、それとも最初からそう呼ばれていたのでしょうか